Coohom 料金プラン完全ガイド(Free/Pro/Elite/法人の違いと選び方)

Coohom(クーホム)の料金プランは、無料の Free から個人プロ向けの Pro、ヘビーユーザー向けの Elite、そして法人向けプランまで4段階に分かれています。公式サイトの英語表記や、日本代理店 e-squisse(エスキス)経由の円建て価格が混在するため、どれを選べばよいか迷う方が多いテーマです。

この記事では、Coohom 4プランの機能差と料金を一枚の表で比較し、e-squisse 経由と直接契約の違い、月間レンダリング枚数から逆算する選び方までを、2026年4月現在の最新情報で整理します。

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目次

Coohom 料金プラン全体像

Coohom は Free / Pro / Elite / 法人(Business)の4プラン構成で、選定の主軸は「月間レンダリング枚数」と「必要解像度」の2つに集約されます。料金体系は一見複雑ですが、この2軸で考えれば迷いません。

4プランの位置づけ(Free/Pro/Elite/法人)

4プランはそれぞれ「個人お試し」「個人プロの年額運用」「月10枚超のヘビーユーザー」「シート管理が必要な組織」という異なる用途にひも付きます。まずは各プランの想定ユーザーを押さえましょう。

プラン 想定ユーザー 代表的な使い方
Free 個人のお試し・学習 2D間取り作成、HDレンダリング月10回前後
Pro 個人プロ・フリーランス 4Kレンダリング、透かし除去、月20〜30枚の提案資料
Elite ヘビーユーザー 16Kレンダリング無制限、360°パノラマ多用
法人 3名以上のチーム シート管理、プロジェクト共有、管理者権限

無料の Free でも商用利用自体は可能ですが、出力画像に透かし(ウォーターマーク)が入るため、そのまま納品物には使えません。透かしの仕様や著作権の扱いはCoohom 商用利用・著作権・透かしについて|プラン別7条件で詳しく整理しています。

実務では、住宅1棟あたり3カット納品を月2件ほど想定すると、Pro プランで月6枚程度の書き出しに収まり十分間に合うケースが多い印象です。月10件以上の物件を回すインテリアコーディネーターや、360°パノラマを多用する工務店では Elite が視野に入ります。

選び方の結論(月間レンダリング枚数で決める)

プラン選定は「月にHDレンダリングを何枚書き出すか」「最大解像度は4Kで足りるか16Kまで必要か」の2軸でほぼ決まります。この選び方を押さえれば、価格表のどの数字を見るべきかが明確になります。

  • 月10枚未満・HDで足りる → Free
  • 月10〜30枚・4Kまで必要 → Pro
  • 月30枚以上または16K/360°パノラマ無制限が必要 → Elite
  • 3名以上のチームでプロジェクト共有が必要 → 法人

価格は2026年4月現在、e-squisse 経由で Pro 年額約15,800円、Elite 年額約49,800円が基本レンジです。直接契約(USD 建て)では Pro $9.99/月、Elite $29.99/月で、年払いにすると為替次第で e-squisse とほぼ同水準になります。公式価格表はCoohom pricingで随時更新されます。

海外の同系統3D間取りSaaSと比べると、Coohom Pro の年額約120ドルは Cedreo(月額$59・年約$708)Foyr Neo(年額$588〜) の2分の1以下で、コスト面の強みがはっきり出ています。編集部では、国内代理店による円建て固定・日本語サポートが揃う点も含め、Coohom は費用対効果の高い選択肢と位置づけています。

4プラン機能比較表

Coohom の4プラン差は、レンダリング回数・最大解像度・AIクレジット・チーム機能の4領域に集約されます。まずは詳細比較表で全体像を押さえてください。

項目 Free Pro Elite 法人(Business)
直接契約(USD) $0 $9.99/月(年払い) $29.99/月(年払い) 要問い合わせ
e-squisse 経由(円) 無料 年額 約15,800円〜 年額 約49,800円〜 要見積
HDレンダリング/月 10回前後 無制限 無制限 無制限
4Kレンダリング 不可 月5〜10回 無制限 無制限
最大解像度 HD(2K相当) 4K 16K 16K
360°パノラマ 制限あり 月数回 無制限 無制限
ウォークスルー動画 不可 可(解像度制限) 可(高解像度)
家具モデル数 約100万点 約100万点 約100万点(フル) 約100万点(フル)
AIクレジット/月 少数 中程度 多め カスタム
透かし あり なし なし なし
商用利用
チーム共有 不可 不可 一部可 可(シート管理)
サポート コミュニティ メール 優先メール 専任担当

※ 2026年4月現在。為替・プロモーション・年次改定で変動します。公式 Coohom pricinge-squisse 公式 を必ず確認してください。

価格・契約条件

Coohom の価格は、Coohom 本社(QUNHE社)との直接契約(USD 建て)と、日本代理店 e-squisse(エスキス)経由(円建て)の2系統があります。どちらも同じ機能を使えますが、支払い通貨とサポート言語が異なります。

直接契約では、Pro が $9.99/月(年払い換算で約 $120/年)、Elite が $29.99/月(年払い換算で約 $360/年)が中心レートです。月払いを選ぶと割高になるため、年払い前提で比較するのが実務的です。2026年4月現在の為替水準(1USD=約155円)で計算すると、Pro 直接契約は年額約18,600円、Elite は年額約55,800円となります。

一方 e-squisse 経由では、年額固定の円建てパッケージが用意されており、請求書払いや口座振込に対応しています。法人の経理処理がスムーズになる点が大きな価値です。

法人プラン(Business)はシート数・組織規模で料金が変動するため、公式・e-squisse いずれも要問い合わせです。参考水準としては5シート年額30万円前後〜というレンジ感で想定しておくのが実務的です(e-squisse 見積、2026年4月現在)。

レンダリング・解像度の差

プラン間の機能差で最も影響が大きいのがレンダリング枚数と最大解像度です。ここが投資対効果の判断ポイントになります。

Free は HDまで・月10回前後かつ透かし入りと、納品用途には不足気味です。Pro にすると透かしが消え、4Kまでの書き出しが月5〜10回可能になり、HD無制限がセットになります。Elite は最大解像度が16Kまで解放され、4K・16Kの書き出しも実質無制限で使えます。

住宅外観1カットを4Kで書き出すと、印刷物ではB4判程度まで実用レベルに耐えます。16Kが必要なシーンは、大判ポスター印刷や高解像度のVRゴーグル向け360°パノラマなど特殊用途に限られます。現場では Pro の4K出力で足りるケースが多く、16K要件が頻繁に出ないなら Elite にステップアップせず Pro 据え置きで回す判断が合理的です。

ライブラリ・AI・チーム機能

家具ライブラリ・AIクレジット・チーム機能は、上位プランほど解放される段階的な構造になっています。

約100万点の家具モデルライブラリは全プランで閲覧・配置できますが、一部のプレミアム家具(ブランド家具など)は Pro 以上で解放されます。AIデコレーターや AI間取り変換のクレジットも、Free はごく少数、Pro は中程度、Elite は余裕を持った枚数が付与されます。2026年に入ってからは、AI系機能(AIレンダリング・AIデコレーター)が月次クレジット制へ一部移行しており、最新の内訳は公式のCoohom feature guideで確認できます。

チーム共有機能は Elite から一部(プロジェクト共有)が解放され、法人プランでシート単位の管理者権限・メンバー追加削除・案件ごとのアクセス制御が使えるようになります。組織運用のノウハウはCoohom 法人プラン活用術|チーム運用・素材共有・SSOまで完全解説で別途解説しています。

e-squisse 経由と直接契約の違い

Coohom を日本で導入する場合、公式との直接契約と日本代理店 e-squisse 経由の2択があります。個人は直接契約でコスト優先、法人は e-squisse 経由が基本という使い分けが実務の王道です。

項目 直接契約(USD) e-squisse 経由(円建て)
通貨・為替リスク USD 建て(為替変動あり) 円建て固定
支払い方法 クレジットカード中心 請求書払い・口座振込可
サポート言語 英語 日本語
導入研修 なし 法人向けあり
日本語マニュアル コミュニティ製 公式提供
契約形態 月払い/年払い 年額パッケージ
価格傾向(2026年4月現在) 為替次第 固定・予算化しやすい

価格差と為替リスク

円建てと USD 建てで実効価格を比べると、プランによって有利不利が入れ替わります。Pro と Elite でそれぞれ確認しておくと安心です。

2026年4月現在の為替(1USD=約155円)で計算すると、Pro の直接契約は年額約18,600円($9.99×12)、e-squisse 経由は年額約15,800円で e-squisse 側が安い水準です。Elite は直接契約が年額約55,800円、e-squisse が年額約49,800円で、こちらも e-squisse がやや安くなっています。

ただし、円高局面(1USD=130円など)では直接契約が逆転して安くなる可能性もあります。為替に振り回されたくない法人や、年度予算を事前確定させたい組織には、円建て固定の e-squisse が有利です。

サポートと支払条件

e-squisse 経由の最大の価値は、請求書払いと日本語サポートにあります。経理処理・法人運用のハードルが明確に下がります。

工務店・不動産会社を中心に Coohom を導入した法人からは、経理処理のしやすさ(請求書・口座振込)と導入研修の日本語対応を理由に e-squisse 経由を選んだという声が多く聞かれます。法人導入時の日本語研修・操作マニュアル・バージョンアップ案内も e-squisse 経由のみで提供されます。

選び方の選び方

契約ルートは、個人か法人か、英語UIに抵抗があるかどうかで自然に決まります。

  • 個人で英語UIに抵抗がない、為替で多少得をしたい → 直接契約
  • 法人・インボイス対応・日本語サポートが必須 → e-squisse 経由
  • 予算を年度単位で固定したい → e-squisse 経由
  • 月払いで気軽に開始したい → 直接契約の月払い

現場の傾向としては、個人フリーランスは直接契約、工務店や設計事務所は e-squisse 経由という選択が9割を占めます。

無料版(Free)でできること・できないこと

Coohom の Free プランは、機能体験としては十分ですが、納品物としての利用には透かしとレンダリング枚数の制限が入ります。有料化の分岐点を押さえておきましょう。

機能 Free Pro以上
2D間取り作成
3Dビュー切替
家具ライブラリ 閲覧可(一部制限) フル
HDレンダリング 月10回前後 無制限
4K以上の解像度 不可
透かし あり なし
商用利用 可(透かしあり) 可(透かしなし)

Free でできること

Free プランでは2D間取り作成・3Dビュー切替・100万点家具ライブラリの閲覧・配置・月10回前後のHDレンダリングが使えます。学習・機能体験・小規模な社内検討には十分な範囲です。

商用利用自体は Free でも可能ですが、出力画像に透かしが入るため、顧客納品や販促物にはそのまま使えません。社内のラフ検討・打ち合わせ用素材として割り切る運用になります。

有料化の分岐点

Free から Pro に移るタイミングは明確で、月10枚を超える書き出し・4K以上の解像度が必要・透かしを消したいのいずれかに当たればすぐに有料化を検討すべきラインです。

Pro 年額約15,800円(e-squisse 経由、2026年4月現在)は、月あたり約1,300円です。顧客向け資料を1件でも納品すれば回収できる水準のため、迷ったら Pro に切り替える判断が多数派です。Free 範囲の詳細や制約の全量は、Coohom 無料版でできること・できないこと|Free仕様7選にまとめています。

法人・チームプランの条件

法人プラン(Business)はシート課金・管理者権限・プロジェクト共有が中心で、3名以上のチーム運用や案件共有が必要な組織向けです。個人プラン(Pro/Elite)の単純延長ではなく、組織運用のための機能群が加わります。

機能 Pro/Elite 法人
シート管理 なし(個人1名) あり(シート単位課金)
管理者権限 なし あり
プロジェクト共有 不可〜一部
メンバー追加削除 不可 管理者が可能
アクセス管理 不可 案件ごとに制御可
専任サポート なし あり

法人プランの構成

法人プランはシート単位課金で、管理者がメンバーの追加・削除・権限設定を行います。プロジェクトや素材をチーム内で共有し、案件ごとにアクセス権を制御できます。

料金は要問い合わせで、5シートで年額30万円前後〜が参考水準(e-squisse 見積、2026年4月現在)です。規模によって大きく変動するため、導入検討時は必ず正式見積を取ってください。

導入選び方

法人プランを選ぶべきラインは明確です。個人・個人事業主の範囲では Pro/Elite で足り、法人で3名以上が同じ案件を扱うなら法人プランが適します。

  • 個人・個人事業主(1名運用)→ Pro または Elite
  • 法人1〜2名・案件共有なし → Pro または Elite(法人契約形態で)
  • 法人3名以上・案件共有が必要 → 法人プラン

具体的な運用ノウハウ・チーム管理の実務ポイントは、Coohom チーム・法人プラン活用術で掘り下げています。

実務シーン別のおすすめプラン

ペルソナ別に、具体的な案件量を想定してプランを当てはめると選定が明確になります。ここでは、インテリアコーディネーター・工務店営業・建築パース制作者の3類型で推奨プランを整理します。

ペルソナ 月間案件数 推奨プラン 理由
インテリアコーディネーター(個人) 5〜10件 Pro 4K・透かしなしで顧客提案
インテリアコーディネーター(大量) 15件以上 Elite 16K・パノラマ無制限
工務店・不動産営業(1名) 月5〜10件 Pro 営業提案を素早く
工務店・不動産営業(3名以上) チーム運用 法人 案件共有・管理
建築パース制作者 ラフ提案用 Pro 下地提案を高速化

インテリアコーディネーター(個人)

顧客プレゼン用に月10〜30件の提案を回すICの方は、Pro で十分足りる場合がほとんどです。HDと4Kの書き出しが無制限〜月10回あれば、1案件3カット程度の提案資料は余裕でカバーできます。

月15件以上の大量案件を回す、または16Kや360°パノラマを頻繁に使う場合は Elite にステップアップするのが合理的です。Pro から Elite への差額は年額約3.4万円(e-squisse 経由、2026年4月現在)で、1案件あたりの労力削減を考えれば十分に回収できる水準です。

工務店・不動産営業

営業1名で Coohom を使うなら Pro、3名以上でチーム運用するなら法人プランが軸になります。判断基準は「案件や素材を共有する必要があるか」で切り分けましょう。

営業1名運用で月5〜10件の提案なら Pro で十分です。チーム営業で案件データを共有したい、管理者が案件割り当てを制御したい場合は法人プラン一択になります。詳しくはCoohom 法人プラン活用術|チーム運用・素材共有・SSOまで完全解説で解説しています。

建築パース制作者

建築パースの本番納品を V-Ray や Blender で行うプロの方にとって、Coohom は初期提案・ラフ確認を高速化する補助ツールとして Pro が費用対効果の高い選択肢になります。

実務では、施主や設計士との初期すり合わせを Coohom で素早く回し、方向性が固まった段階で本番レンダラー(V-Ray・Lumion Pro・D5 Render など)に渡すワークフローが王道です。Coohom にフル納品を求めるのではなく、前工程のスピードアップに役割を絞ると投資回収が早まります。海外のインテリアデザイン系フォーラム(Reddit r/InteriorDesign など)でも、Coohom は「初期提案とモックアップを1時間で仕上げるツール」としての評価が定着しており、フォトリアル納品は別レンダラーに渡す運用が一般的です。

まとめ|Coohom 料金プランの選び方

Coohom の料金プランは、月間レンダリング枚数と必要解像度で仕分けると迷いません。要点を3行で再確認します。

  • 月10枚未満・HDで足りる → Free、月10〜30枚・4K → Pro、月30枚以上または16K/パノラマ無制限 → Elite、3名以上のチーム共有 → 法人
  • 直接契約は USD 建てで為替の影響を受け、e-squisse 経由は円建て固定・請求書払い・日本語サポート。個人は直接契約、法人は e-squisse 経由が基本
  • 2026年4月現在、e-squisse 経由で Pro 年額約15,800円、Elite 年額約49,800円、法人は要見積

料金面で Pro への移行を迷うなら、顧客提案を1件でも納品すれば回収できる水準のため、早めに有料化するのが合理的な判断となります。

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この記事を書いた人

橘 美咲のアバター 橘 美咲 PERSC 専任講師

「CADは裏切らない。昨日引けなかった線が、今日は引ける。それが楽しいの」

元・完全未経験の文系女子。新卒で入った建築現場で「図面が読めない」と絶望し、悔し涙を流しながらCADを独学で習得した過去を持つ。 その後、設計事務所、ゼネコンを経てフリーランスへ転身。現在はPERSCにて「現場で本当に使える技術」を伝授する鬼(?)コーチとして活動中。 「線一本にも意味がある」が口癖。趣味は、完成した建物を見上げながらのビールと、深夜の猫動画巡回。

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