Coohom vs 3Dマイホームデザイナー 完全比較|7軸で選ぶ間取りツール
Coohomと3Dマイホームデザイナーは、「間取りを作って3Dで確認する」という用途では競合しますが、ツールの性格はまったく異なります。Coohomはクラウド型・サブスク・AI活用のグローバル製品、3Dマイホームデザイナーは買い切り・ローカル動作・日本市場特化の国内製品です。
この記事では、Coohomと3Dマイホームデザイナーを価格帯・無料範囲・日本語対応・AI機能・VR/AR・業界フィット・ライセンスの7軸で比較し、どちらが自分の用途に合うかを整理します。
Coohomと3Dマイホームデザイナーの基本プロフィール
2つのツールの成り立ちを確認します。出発点の違いが、すべての比較軸に影響しています。
Coohomの概要と強み
Coohom(クーホム)はKujiale社が提供するクラウド型インテリアCADです。AIレンダリング・パノラマVR・素材ライブラリの豊富さを軸に、工務店・不動産・小売向けの法人導入が進んでいます(2026年4月現在)。プランは4階層構成で、Basic(無料)/Pro($25/月)/Elite($58/月)/Enterprise(要問合せ)と段階的に用意されています(2026年4月現在、出典: Coohom公式 Designer Plans Pricing)。
3Dモデルライブラリは750,000点以上を収録し、最大8Kレンダリングと1080p動画書き出しに対応しています(2026年4月現在、出典: Tekpon Coohom Reviews)。クラウド型のため、PCスペックに依存せずブラウザから利用できます。複数デバイスからのアクセスも可能で、チームでのプロジェクト共有がスムーズです。
3Dマイホームデザイナーの概要と強み
3Dマイホームデザイナーはメガソフト社が開発・販売する国内向け間取り・3D住宅シミュレーションソフトです。1994年の発売以来、個人施主・教育機関・小規模工務店で広く使われている定番製品です(2026年4月現在)。
製品は3ライン構成です。通常版(3Dマイホームデザイナー14)、PRO10、PRO10EXの3つから用途に応じて選べます。最上位のPRO10EXは室内造作機能(折上げ天井・勾配天井)、2画面リンク、Optimageレンダリングを同梱しており、小規模工務店のプレゼンにも耐える仕様です(2026年4月現在、出典: メガソフト 3DマイホームデザイナーPRO10EX公式)。
最大の特徴は「買い切りライセンス」と「完全日本語対応」の2点です。月額課金が発生しないため、一度購入すれば追加コストなしで使い続けられます。日本の住宅事情に合わせた畳・和室・日本家屋のテンプレートが充実している点も、国内ユーザーに支持される大きな理由です。
7軸比較表(Coohom vs 3Dマイホームデザイナー)
| 比較軸 | Coohom | 3Dマイホームデザイナー |
|---|---|---|
| 価格帯 | Basic無料 / Pro $25/月 / Elite $58/月 / Enterprise要問合せ | 通常版14 / PRO10 ¥49,800〜 / PRO10EX ¥118,793〜 |
| 無料範囲 | Basicプランあり(プロジェクト数・レンダリング枚数に上限) | なし(購入が前提) |
| 日本語対応 | UIの大部分が日本語化済み | 完全日本語(国産ソフト) |
| AI機能 | 4K/8Kレンダリング・AI自動レイアウト生成・750,000点ライブラリ | AI機能は限定的 |
| VR/AR | 720°パノラマ・ブラウザ共有リンク | 3Dウォークスルー(限定的) |
| 業界フィット | 工務店・不動産・小売 | 個人施主・教育・小規模工務店 |
| ライセンス | 個人〜法人連続、商用利用対応 | 個人向け買い切り |
※ 各プランの価格・機能は2026年4月現在の情報です。出典: Coohom公式 Pricing、メガソフト公式、価格.com PRO10。最新情報は各社公式サイトで確認してください。
課金モデルの違い
課金モデルは最大の分かれ目です。Coohomはサブスクリプション型で、Proなら月額$25または年額$299、Eliteなら月額$58または年額$699を支払い続ける必要があります(2026年4月現在)。その代わり、常に最新機能が使え、クラウド上でデータが保全されます。
3Dマイホームデザイナーは買い切り型で、一度購入すれば追加費用は発生しません。PRO10の実売は¥49,800前後、PRO10EXは¥118,793前後で、いずれも2026年4月現在の価格です。メジャーバージョンアップ時には別途購入が必要ですが、旧バージョンもそのまま使い続けられます。月額コストを気にせず使いたい方にとって、買い切りは大きな安心材料です。
日本語対応と日本住宅への最適化
日本語対応はどちらも高水準ですが、3Dマイホームデザイナーは国産ソフトならではの強みがあります。UIだけでなく、マニュアル・サポート・テンプレートがすべて日本語で完結します。畳数計算や日本家屋の間取りテンプレートなど、日本の住宅事情に特化した機能も充実しています。
実務でも、個人施主が「自分の家をシミュレーションしたい」という目的で選ぶなら、3Dマイホームデザイナーが最も迷いなく使えるという声が多く聞かれます。
Coohomの日本語対応も実用水準に達していますが、テンプレートやサポートのきめ細かさでは国産ソフトに及びません。
AI機能とVR/AR
AI機能はCoohomが大幅にリードしています。AI自動レイアウト生成・4K/8Kレンダリング・750,000点以上の素材ライブラリからのマッチングなど、AI前提のワークフローが組まれています(2026年4月現在、出典: Coohom公式 vs Homestyler)。3Dマイホームデザイナーは従来型のツールで、AI機能は限定的です。
VR/ARもCoohomが優位です。720°パノラマとブラウザ共有リンクが標準機能に含まれており、顧客はURLを開くだけで空間体験を確認できます(2026年4月現在)。3Dマイホームデザイナーの3Dウォークスルーは基本的な機能にとどまっています。
Coohomが向くケース
Coohomを選ぶべき場面を整理します。
法人で営業提案や顧客プレゼンに使いたい場合、AIレンダリングとVR共有の組み合わせが強力です。チームでの共有・管理もクラウド型なら手間がかかりません。
AI活用で提案速度を上げたい場合も、Coohomの自動化機能が効果を発揮します。手作業で間取りを調整するよりも、AIに初期案を生成させてから修正するほうが効率的に進みます。公式比較記事では手作業比で設計時間が大幅に短縮できるとされており、初期案作成の工数削減に寄与します(2026年4月現在、出典: Coohom公式 vs HomeByMe)。
常に最新機能を使いたい場合は、サブスク型のCoohomが適しています。
3Dマイホームデザイナーが向くケース
3Dマイホームデザイナーが活きるのは、以下のような用途です。
自宅の新築・リフォームを自分でシミュレーションしたい個人施主には最適です。買い切りで月額費用がかからず、日本の住宅に最適化されたテンプレートが揃っています。
教育機関でCADの基礎を教えたい場合も、3Dマイホームデザイナーの完全日本語環境と低導入コストが決め手になります。買い切りライセンスは、学校の予算管理と相性が良い仕組みです。
実務では、月額課金を避けたい個人事業主にも支持されています。一度買えば使い続けられる安心感は、サブスク型にはない大きな魅力です。
インターネット環境が不安定な現場で使いたい場合も、ローカル動作する3Dマイホームデザイナーが確実です。Coohomはクラウド型のため、オフライン環境では使用できません。
移行・併用の判断ポイント
この2つは性格が大きく異なるため、用途による使い分けが自然です。
併用パターン
3Dマイホームデザイナーで施主自身が間取りを検討し、工務店側がCoohomでフォトリアルなパースとVRを生成する。施主と工務店で役割を分けるこのパターンは、コミュニケーションツールとして効果的です。
移行の判断基準
3DマイホームデザイナーからCoohomへの移行を検討するタイミングは、「VR提案が必要になった」「チームで共有したい」「AI活用で効率化したい」のいずれかが発生した時点です。逆に、これらの必要性がなければ移行の必要はありません。
なお、海外ではCoohomの直接競合はHomestyler・HomeByMe・Planner 5Dと並ぶクラウド型CAD群として位置付けられています(2026年4月現在、出典: Capterra Coohom Reviews)。日本国内特化のMHDとの並列比較は、編集部では独自の切り口として整理しています。
まとめ(どちらを選ぶべきか)
Coohomと3Dマイホームデザイナーは、クラウド型サブスクと買い切りローカル型という根本的な違いがあります。
法人展開・AI活用・VR提案を重視するなら、Coohomが合います。個人利用・買い切り・完全日本語・日本住宅特化を求めるなら、3Dマイホームデザイナーが最適です。
まずは「月額課金を許容できるか」「VR提案が必要か」の2点を判断してください。この2つの答えが出れば、選ぶべきツールは自然に決まります。
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