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建設物価調査会・BIM教育普及機構
建築・BIMの教科書 BIM BASIC Ⅰ 改訂2版
BIM利用技術者試験の2級の対策に、主催が指定しているテキストです。主催の案内には、2級の試験問題はすべてこのテキストから出ると書かれています。
- 定価
- 3,960円(税込)
- 対応の級
- 2級

BIM の資格の中心は、コンピュータ教育振興協会(ACSP)の BIM利用技術者試験です。この記事では、2級・準1級・1級の試験の中身、合格率、受験料と日程、使えるソフトの決まり、勉強方法を主催の公式サイトの値で解説し、ほかの BIM の資格との違いも書きます。
更新日 2026年11月4日/試験の中身・受験料・日程・合格率は、2026年11月4日にコンピュータ教育振興協会の公式サイトで確かめました。ほかの資格は、同じ日に各主催の公式サイトで確かめました/監修 六波羅 涼(PERSC代表)
この記事の書き手は、建築CADのオンライン講座を運営している PERSC です。試験の値は、主催の公式サイトで確かめました。
BIM(建物を3次元のモデルで作り、そこから図面や数量を取り出す方法)の資格の種類は、主に次の3つです。
| 種類 | 資格 | 主催 | 中身 |
|---|---|---|---|
| ソフトを問わない試験 | BIM利用技術者試験 | ACSP | 2級は BIM の知識、準1級・1級は BIM のソフトでの実技 |
| ソフトの会社の資格 | オートデスク認定 Revit Architecture ユーザー | オートデスク | Revit の基本の操作 |
| ソフトの会社の資格 | Archicad BIM User 認定 | Graphisoft | Archicad の知識 |
| ソフトの会社の資格 | Vectorworks検定 | Vectorworks社 | Vectorworks の基本の機能 |
| インフラの業務の資格 | BIM/CIM管理技士 | 日本建設情報技術センター(JCITC) | BIM/CIM を使う業務を監理し、成果を照査する人の資格 |
建築の BIM のソフトで実際にモデルを作れることを示すなら、ソフトを問わない BIM利用技術者試験が中心になります。使うソフトが決まっているなら、そのソフトの会社の資格も候補に入ります。
BIM/CIM管理技士は、公益財団法人 日本建設情報技術センターが認定する資格です。主催の説明では、BIM/CIM を使う業務の適正な執行を監理する人、技術上の事項を処理する人、業務の成果を照査する人に与えられます。インフラ(公共の工事)の分野の資格で、建築の BIM のソフトでモデルを作る力を確かめる試験とは、目的が違います。
BIM利用技術者試験は、一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)が主催する BIM の試験です。2023年に知識の試験の2級から始まり、2024年に実技の1級と準1級が始まりました。

級は2級・準1級・1級の3つです。2級は BIM の知識を問う試験、準1級と1級は BIM のソフトで実際にモデルを作る実技の試験です。
合格に有効期限はなく、更新もありません。
| 級 | 形式と時間 | 中身 | 合格の基準 |
|---|---|---|---|
| 2級 | CBT・多肢選択60問・60分 | BIM の基礎・実践・人材・発展の4分野 | 各分野5割以上、かつ総合7割以上 |
| 準1級 | 実技・240分 | テンプレートを読み込み、2次元の図面とデータからモデルを作り、図面を切り出して面積などを出す | 総合7割以上 |
| 1級 | 実技・240分 | 配られたモデルを、2次元の詳細図から詳しくして、詳細図面を切り出し、数量を出す | 総合7割以上 |
2級の問題は、指定のテキスト『建築・BIMの教科書 BASIC-Ⅰ改訂2版』からすべて出る、と主催の案内にあります。
準1級と1級を個人で受験するときは、BIM のソフトを入れたノートパソコンの持ち込みが要ります。提出に通信の環境が要りますが、会場の Wi-Fi は使えないので、ポケット Wi-Fi やテザリングを自分で用意しましょう。
2026年度から、提出するデータが変わりました。IFC2×3 のモデル・解答の図面の DXF・面積表の PDF の3つを1つの ZIP にまとめて出し、1つでも欠けると採点されません。
2025年度の合格率は、2級が87.68%(2025年度)、準1級が61.45%(2025年度後期)、1級が45.16%(2025年度後期)でした。
| 回 | 2級 | 準1級 | 1級 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 後期 | 87.68%(年度) | 61.45% | 45.16% |
| 2025年度 前期 | - | 76.47% | 47.37% |
| 2024年度 後期 | 91.86%(年度) | 39.54% | 36.46% |
| 2024年度 前期 | - | 50.00% | 25.80% |

2級は、毎年8〜9割台の人が合格する試験です。実技の準1級と1級は回ごとの振れが大きく、1級は2〜4割台で推移しています。2026年度の準1級・1級の合否は、2026年11月4日の時点ではまだ公表されていません(発表は11月上旬の予定)。
受験料は、2級が8,800円、準1級が14,300円、1級が20,900円です(個人受験・税込)。
2級は、全国の CBT の試験会場で、2027年3月31日までいつでも受験できます。結果は、試験のあとすぐに出ます。
準1級と1級は、2026年度から「当面の間年1回」の開催になりました。2026年度は9月6日に行われ、合否の発表は11月上旬の予定です。会場は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡でした(2025年度)。
2027年度の日程は、まだ公式サイトに出ていません(2026年11月4日時点)。
主催が推奨する BIM のソフトとバージョンは、次のとおりです(2026年度)。

正規版のほか、教育版や体験版でも受験できます(体験版は個人で持ち込むときだけ)。GLOOBE で1級を受験するときは、「実施設計オプション」が要ります。
推奨のほかのソフトやバージョンを使うのは、自分の責任です。体積・表面積・重心・2点間の距離を測れることと、サンプル問題で正解を出せることが条件です。
2級は指定のテキストから全問が出るので、テキストを読み込んで勉強します。準1級と1級は、主催が公開している過去の問題で、240分の中でモデルを作って出す練習が中心です。
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建設物価調査会・BIM教育普及機構
BIM利用技術者試験の2級の対策に、主催が指定しているテキストです。主催の案内には、2級の試験問題はすべてこのテキストから出ると書かれています。
CAD そのものを独学で始める手順は、CADの勉強方法|独学・講座・職業訓練の選び方と、何から始めるかの手順【2026年版】で解説しています。
主催の説明によると、BIM利用技術者試験は、BIM を使う建築・建設のエンジニアや学生が身に付けておくべき知識と技能を証明できる試験です。試験の中身は、国土交通省が進める BIM による建築確認申請の流れをもとに決められました。
2026年度から実技で IFC のデータを出す形に変えたのも、2026年の春に始まった「BIM図面審査」に合わせるためだと、主催は説明しています。ソフトの垣根を超えたオープン BIM の考え方を形にするもの、という位置づけです。
ソフトの会社の資格は、そのソフトの操作の力を示す資格です。職場で使うソフトが決まっているときの候補になります。
選ぶ基準は、仕事で使うソフトと、示したい力です。
Vectorworks検定の中身は、Vectorworksの資格|無料のVectorworks検定の中身・受検の手順・勉強方法と、前の認定試験の今【2026年版】で解説しています。CAD の資格の全体と選び方は、CADの資格11選|種類・難易度・受験料と、建築の仕事での選び方【2026年版】にまとめました。
準1級と1級を受験できるのは、2級に合格した人です。2級には、受験資格の決まりがありません。
はい。主催の推奨のソフトに、Revit LT 2027〜2024 が入っています。
ありません。一度合格すれば、更新の手続きも要りません。
BIM の名前が付いた国家資格は、2026年11月4日の時点で見当たりませんでした。この記事で挙げた資格は、どれも民間の団体やソフトの会社の資格です。