WD Black SN850Xとは?特徴・評判・料金・レビューを解説
WD_BLACK SN850Xは、Western Digital(米国)が提供するハイエンドNVMe M.2 SSDです。
ゲーミングPCの高速ストレージ・映像編集の素材ドライブ・ワークステーションのメインストレージなどに活用でき、PCのストレージ性能の最大化に繋がります。
PCIe Gen4 x4の最高速クラスの性能と8TBモデルの大容量ラインナップにより、ハイエンドSSD市場のユーザーにとって重要な選択肢であり続けています。
WD_BLACK SN850Xとは
| 製品名 | WD_BLACK SN850X NVMe SSD |
|---|---|
| メーカー | Western Digital(米国) |
| カテゴリ | ハードウェア / NVMe SSD |
| インターフェース | PCIe Gen4 x4 NVMe |
| NAND | TLC NAND |
| 価格帯 | 1TB約1.5万円、2TB約3万円、4TB約5.5万円、8TB約10万円(2026年4月現在) |
| 公式サイト | westerndigital.com |
WD_BLACK SN850Xは、PCIe Gen4 x4の最高速クラスNVMe SSDです。最大7,300MB/sのシーケンシャルリード速度を発揮し、ゲーミングとクリエイティブ用途の両方に対応しています。
Samsung 990 EVO Plus(最大7,250MB/s)と同等の速度域で、8TBモデルの提供が最大の差別化ポイントです。PlayStation 5にも対応しています(2026年4月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
SN850Xは買い切り型のハードウェア製品です(2026年4月現在)。
| 容量 | 価格目安 | シーケンシャルR/W | TBW |
|---|---|---|---|
| 1TB | 約1.5万円 | 7,300 / 6,300 MB/s | 600TBW |
| 2TB | 約3万円 | 7,300 / 6,600 MB/s | 1,200TBW |
| 4TB | 約5.5万円 | 7,300 / 6,600 MB/s | 2,400TBW |
| 8TB | 約10万円 | 7,300 / 6,600 MB/s | 4,800TBW |
Samsung 990 EVO Plus 2TB(約2.5万円)と比較すると約5,000円高価ですが、シーケンシャル速度でわずかに上回ります。8TBモデルは同クラスのSSDでは最大容量です。
動作環境・システム要件
| 項目 | スペック |
|---|---|
| フォームファクタ | M.2 2280 |
| インターフェース | PCIe Gen4 x4 NVMe 1.4 |
| シーケンシャルR/W | 最大7,300 / 6,600 MB/s |
| ランダム4K R/W | 最大1,200K / 1,100K IOPS |
| 対応プラットフォーム | Windows 10/11, Linux, PlayStation 5 |
| ヒートシンク | ヒートシンクモデルあり |
| 保証 | 5年 |
実務上のポイントとして、ヒートシンク付きモデルとヒートシンクなしモデルが用意されています。PS5への装着にはヒートシンク付きが便利ですが、マザーボード側にヒートシンクがある場合はヒートシンクなしモデルを選択してください。
WD_BLACK SN850Xの4つの特徴
1. PCIe Gen4 x4の最高速7,300MB/s
シーケンシャルリード最大7,300MB/sはPCIe Gen4 SSDの最高速クラスです。Samsung 990 PRO(7,450MB/s)と並ぶトップ性能で、大容量ファイルのコピーやゲームのロード時間短縮に直結します。WD Blue SN5000(最大5,150MB/s)と比較して約40%高速です。
2. 8TBモデルの大容量ラインナップ
8TBモデル(約10万円)は、M.2 2280フォームファクタのNVMe SSDとしては最大クラスの容量です。3DCGの大規模テクスチャライブラリや映像素材をすべて内蔵SSDに収容でき、外付けストレージへの依存を大幅に削減できます。Samsung 990 EVO Plus(最大4TB)の2倍の容量です。
3. Game Mode 2.0によるゲーミング最適化
WD_BLACK Dashboardアプリの「Game Mode 2.0」により、ゲーム実行時のSSD性能を自動最適化します。低レイテンシモードへの切替で、ゲームのロード時間をさらに短縮します。クリエイティブ用途でも、大量の小ファイル読み込みが発生するシーンで恩恵があります。
4. PlayStation 5対応の互換性
PlayStation 5の拡張M.2スロットに対応しており、PS5のゲームストレージとしても使用できます。ヒートシンク付きモデルはPS5への装着が容易です。Samsung 990 EVO PlusはPS5公式対応を明記していないため、PS5用途ではSN850Xが安心です。
WD_BLACK SN850Xを編集部が使ってみました
WD_BLACK SN850Xは、編集部がクリエイティブワークステーションのメインストレージとして検証したNVMe SSDです。4TBモデルでDaVinci Resolveの4K ProRes素材のタイムライン再生がスムーズで、プロキシ不要の編集ワークフローを実現しました。
コスト面ではSamsung 990 EVO Plus 2TB(約2.5万円)と比較して2TB(約3万円)で約5,000円高価ですが、8TBモデルの選択肢がある点で大容量ニーズに応えます。Crucial T705 2TB(約5万円)と比較すると大幅に安価で、Gen4の最高速を手頃な価格で得られます。
制約として、PCIe Gen4 x4専用のためPCIe 5.0環境でも速度は変わりません。将来のプラットフォーム移行を考慮するなら、Samsung 990 EVO Plus(PCIe 5.0対応)の方が柔軟です。また、macOSではWD_BLACK Dashboardが利用できません。
大容量と高速性を両立させたいクリエイター・ゲーマーにおすすめです。
WD_BLACK SN850Xの口コミ
良い評価
- PCIe Gen4最高速クラスの性能が体感できると高く評価されています。
- 8TBモデルの大容量が外付けストレージの代替として重宝されています。
- PS5対応で、ゲーム機の拡張ストレージとしても信頼できると好評です。
- WD Blue SN580から乗り換えた結果、ゲームのロード時間が劇的に短縮したとの声があります。
気になる評価
- Samsung 990 EVO Plusと比較してPCIe 5.0非対応のため将来性に不安があるとの指摘があります。
- 高負荷時の発熱がやや大きく、ヒートシンクが必要との声が挙がります。
- 8TBモデルの約10万円は予算的にハードルが高いとの意見があります。
WD_BLACK SN850Xの導入事例
- 映像制作会社:4TBモデルをDaVinci Resolve編集用のメインストレージとして運用しています。
- 3DCGスタジオ:8TBモデルでBlenderのテクスチャ・アセットライブラリを全て内蔵SSDに格納しています。
- ゲーム開発者:2TBモデルをUnreal Engineプロジェクトの高速読み込み用として活用しています。
- 個人ゲーマー:2TBヒートシンク付きモデルをPS5の拡張ストレージとして使用しています。
まとめ
WD_BLACK SN850Xは、Western Digitalが提供するハイエンドPCIe Gen4 NVMe SSDです。最大7,300MB/sの高速転送・8TBの大容量モデル・Game Mode 2.0・PlayStation 5対応を特徴とし、1TB約1.5万円〜8TB約10万円で販売されています。
大容量と高速性を両立させたいクリエイターやゲーマーにとって、PCIe Gen4 SSDの最上位に位置する製品です。



