Wacom Intuos Pro Mとは?特徴・評判・料金・レビューを解説
Wacom Intuos Pro Mediumは、株式会社ワコム(日本)が提供するA5相当サイズのプロフェッショナル向けペンタブレットです。
イラスト制作・写真レタッチ・UI/UXデザインなどに活用でき、Pro Pen 2の高精度な筆圧検知とA5相当の描画エリアによるバランスの取れた制作環境の構築に繋がります。
Intuos Proシリーズの中で最も人気の高い中サイズモデルとして、プロクリエイターの間で存在感を増しています。
Wacom Intuos Pro Mediumとは
| 製品名 | Wacom Intuos Pro Medium (PTH-660) |
|---|---|
| メーカー | 株式会社ワコム(日本) |
| カテゴリ | ハードウェア / ペンタブレット(板タブ) |
| 描画エリア | 約224×148mm(A5相当) |
| 筆圧レベル | 8,192段階 |
| ペン | Wacom Pro Pen 2 |
| 接続 | USB / Bluetooth |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 価格帯 | 約45,000円(2026年4月現在) |
| 公式サイト | wacom.com |
Wacom Intuos Pro Mediumは、Intuos Proシリーズの中で最も売れ筋のサイズです。A5相当の描画エリア(224×148mm)は、デスクスペースを圧迫せずに十分な描画範囲を確保できるバランスの良さが支持されています。
マルチタッチ対応で、ペンとタッチの切り替えなしにピンチズームや回転操作が行えます。Bluetooth内蔵によりワイヤレス運用も可能です(2026年4月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
Wacom Intuos Pro Mediumは買い切り型のハードウェア製品です(2026年4月現在)。
| 製品 | 価格帯 | 描画エリア | マルチタッチ |
|---|---|---|---|
| Intuos Pro S | 約30,000円 | 160×100mm | 非対応 |
| Intuos Pro M | 約45,000円 | 224×148mm | 対応 |
| Intuos Pro L | 約60,000円 | 311×216mm | 対応 |
Sサイズ(約30,000円)はマルチタッチ非対応で描画エリアも小さいため、本格的な制作にはMサイズ以上が推奨されます。Lサイズ(約60,000円)はMサイズより約1.5万円高く、腕全体を使った大ストロークが必要な場合に選ばれます。
動作環境・システム要件
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| 接続 | USB-A(付属ケーブル) | Bluetooth(内蔵) |
| OS | Windows 10 / macOS 10.15 | Windows 11 / macOS Ventura以降 |
| デスクスペース | 幅34cm×奥行22cm | 幅40cm×奥行25cm以上 |
| Bluetooth | Bluetooth 4.2以上 | Bluetooth 5.0以上 |
実務上のポイントとして、Mサイズの本体寸法(338×219mm)はキーボードの横に並べて配置できるサイズです。Bluetooth接続での遅延はUSB接続と体感的に差がなく、ワイヤレスでの常用が可能です。バッテリー持続時間は約10時間です。
Wacom Intuos Pro Mediumの4つの特徴
1. A5相当の最適バランス描画エリア
224×148mmの描画エリアはA5用紙とほぼ同サイズで、手首の自然な可動範囲をカバーします。Sサイズ(160×100mm)では描画範囲が狭く感じるケースが多く、Lサイズ(311×216mm)ではデスクスペースを圧迫するため、Mサイズが最もバランスの良いサイズとして支持されています。
2. マルチタッチ対応のナビゲーション効率化
マルチタッチジェスチャーにより、ペンを持ったままキャンバスのズーム・回転・スクロールが行えます。Photoshopでのレタッチ作業やZBrushのモデル操作で、キーボードショートカットへの依存を減らし、ペンから手を離す回数が大幅に削減されます。
3. Pro Pen 2の業界標準ペン精度
8,192段階の筆圧検知と傾き検知±60°を備えたPro Pen 2により、微細な線幅変化や自然なブラシストロークを再現できます。バッテリーレス設計のため充電不要で、ペン自体の軽さ(約15g)が長時間の制作での疲労を軽減します。
4. エクスプレスキーとタッチリングによる効率化
8個のエクスプレスキーとタッチリングにより、頻繁に使うショートカットをタブレット上に割り当てられます。ブラシサイズ変更・Undo/Redo・ツール切り替えをキーボードなしで操作でき、タブレットの配置自由度が高まります。
Wacom Intuos Pro Mediumを編集部が使ってみました
Wacom Intuos Pro Mediumは、編集部がPERSCの板タブ標準環境として検証した製品です。Mサイズのバランスの良さは評判通りで、デスクの限られたスペースに収まりつつ十分な描画範囲を確保できました。
コスト面では約45,000円とCintiq 16(約74,800円)の約6割の価格で、板タブでの運用に慣れているユーザーには最もコスパの高い選択です。Bluetooth接続の安定性も日常的なワイヤレス運用に十分でした。
制約として、板タブ特有の「画面を見ながらタブレット上で描く」操作は、液タブ経験者には違和感が生じる場合があります。液タブの直感性を重視するならCintiq 16以上が適しています。
板タブ運用で最もバランスの良いサイズを求めるプロフェッショナルに、定番の選択肢としておすすめです。
Wacom Intuos Pro Mediumの口コミ
良い評価
- Mサイズが描画エリアとデスクスペースの最適なバランスだと、多くのプロフェッショナルに支持されています。
- マルチタッチのナビゲーションが非常に便利で、キーボードへの手の移動が激減したと高く評価されています。
- Bluetooth接続の安定性と約10時間のバッテリー持続で、1日中ワイヤレスで使える点が好評です。
- エクスプレスキーのカスタマイズ性が高く、アプリケーションごとに最適な設定ができると歓迎されています。
気になる評価
- 2017年発売のモデルで、USB-C接続やBluetooth 5.0対応の新モデルを待っているとの声が挙がります。
- 板タブのため液タブのような直接描画感覚がなく、初心者には操作に慣れが必要との指摘があります。
- 約45,000円はXPPen Deco Pro M(約1.5万円)の3倍の価格で、コスパ重視なら競合も検討すべきとの意見があります。
Wacom Intuos Pro Mediumの導入事例
- 写真レタッチスタジオ:Photoshopでの精密なレタッチ作業の標準入力デバイスとして全席に導入しています。
- VFXスタジオ:Nukeでのロトスコープやペイント作業にMサイズの板タブを使用しています。
- フリーランスイラストレーター:Bluetooth接続でカフェや移動中もノートPCと組み合わせてイラスト制作を行っています。
- UI/UXデザイン事務所:Figmaでのフリーハンド描画やワイヤーフレーム作成に活用しています。
まとめ
Wacom Intuos Pro Mediumは、株式会社ワコムが提供するA5相当サイズのプロフェッショナル向けペンタブレットです。A5相当の最適バランス描画エリア・マルチタッチ対応・Pro Pen 2の業界標準ペン精度・エクスプレスキーとタッチリングを特徴とし、約45,000円で提供されています。
板タブ運用で最もバランスの良いサイズを求めるプロフェッショナルにとって、定番の選択肢です。



