Synology DS1522+とは?特徴・評判・料金・レビューを解説

Synology DS1522+は、Synology(台湾)が提供する5ベイNAS(ネットワーク接続ストレージ)です。

中小企業のファイル共有・バックアップ・仮想化・クラウド同期などに活用でき、4ベイ以上の容量が必要な環境での信頼性の高いストレージ基盤の構築に繋がります。

5ベイの独自構成とDX517による最大15ベイ拡張対応により、成長する企業のストレージニーズに応える選択肢として注目度がさらに上がっています。

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目次

Synology DS1522+とは

製品名 Synology DiskStation DS1522+
メーカー Synology(台湾)
カテゴリ ハードウェア / NAS
CPU AMD Ryzen R1600(2コア / 4スレッド、2.6GHz)
OS DSM 7
価格帯 ディスクレス約11万〜13万円(2026年4月現在)
公式サイト synology.com

Synology DS1522+は、DS923+の上位に位置する5ベイNASです。AMD Ryzen R1600プロセッサ搭載で、8GB DDR4 ECC(最大32GB)を標準搭載しています。DX517拡張ユニット×2接続で最大15ベイまで拡張可能です。

DS923+(4ベイ、約8万〜10万円)から約3万円のアップで5ベイ+メモリ倍増(8GB)が得られる構成です。QNAP TS-h973AX(9ベイ、約20万〜25万円)と比較すると価格差がありますが、DSMの管理性と段階的拡張性で差別化されています(2026年4月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

DS1522+は買い切り型のハードウェア製品です。ディスクレス販売が基本です(2026年4月現在)。

構成例 価格目安 内容
DS1522+本体 約11万〜13万円 ディスクレス、8GB ECC RAM標準
メモリ増設(32GB) 約1万〜2万円 DDR4 ECC SO-DIMM
10GbEアダプタ(E10G22-T1-Mini) 約3万円 ネットワーク拡張
DX517拡張ユニット×2 約12万〜14万円 10ベイ追加(最大15ベイ化)

ASUSTOR Lockerstor 6 Gen3(約15万〜20万円、6ベイ、10GbE標準)と同等の価格帯で、ベイ数は5対6でLockerstorが上回りますが、DX517×2で最大15ベイまで拡張できるスケーラビリティはDS1522+が上回ります。

動作環境・システム要件

項目 スペック
CPU AMD Ryzen R1600(2コア / 4スレッド、2.6GHz)
メモリ 8GB DDR4 ECC(最大32GB、SO-DIMM×2)
ドライブベイ 3.5″ SATA×5(2.5″互換)
M.2スロット M.2 2280 NVMe×2
ネットワーク 1GbE×4(10GbEはオプション)
USB USB 3.2 Gen1×2、eSATA×2
拡張 DX517×2で最大15ベイ

実務上のポイントとして、1GbE×4のLink Aggregation構成で複数クライアントからの同時アクセスに対応できますが、単一クライアントの最大転送速度は110MB/s程度です。大容量ファイル運用では10GbEアダプタの追加を推奨します。

Synology DS1522+の4つの特徴

1. DX517×2による最大15ベイへの大規模拡張

DX517拡張ユニットを2台接続することで、本体5ベイ+拡張10ベイ=最大15ベイまで拡張できます。20TB HDD×15で最大300TBの大容量ストレージプールを構築可能です。QNAP TS-464(最大拡張でも8ベイ程度)と比較して、長期的なスケーラビリティで大幅に優位です。

2. 8GB ECC標準搭載とBtrfsの信頼性

8GB DDR4 ECCメモリを標準搭載しており、DS923+(4GB標準)の2倍です。BtrfsファイルシステムのスナップショットとECCメモリの組み合わせで、データの長期保存における信頼性が高いです。メモリ増設なしでDockerコンテナの運用も快適に行えます。

3. 1GbE×4ポートのマルチネットワーク対応

1GbEポートを4基搭載しており、Link Aggregation・フェイルオーバー・マルチサブネット接続に対応しています。DS923+(1GbE×2)と比較してネットワーク構成の柔軟性が高く、複数の部署やVLANへの同時接続が可能です。

4. eSATAポートによるダイレクトバックアップ

eSATA×2ポートを搭載しており、外付けHDDへの高速バックアップに対応しています。USB 3.0接続より安定した転送速度で大容量データのバックアップが可能です。DS923+にはeSATAポートが搭載されていないため、バックアップの柔軟性でDS1522+が上回ります。

Synology DS1522+を編集部が使ってみました

Synology DS1522+は、編集部が中規模ファイルサーバーとして検証した製品です。5ベイのRAID 5構成で、4ベイモデル(DS923+)より1本多いパリティドライブの設定が可能で、データ保護と容量のバランスが良好でした。

コスト面ではDS923+(約8万〜10万円)から約3万円のアップで5ベイ+8GB ECC標準を得られるため、コストパフォーマンスは良好です。将来的に15ベイまで拡張できる余地も大きな安心材料です。

制約として、CPU(AMD Ryzen R1600)はDS923+と同じため、処理性能の向上は見込めません。仮想マシンの重い運用やトランスコーディング性能の向上が目的の場合は、DS1823xs+やQNAP TVS-h874への移行が必要です。

4ベイでは容量が不足し始めた中小企業や、将来の大幅なベイ拡張を見据えた導入に最適です。

Synology DS1522+の口コミ

良い評価

  • DX517×2で最大15ベイまで拡張できるスケーラビリティが心強いと高く評価されています。
  • 8GB ECC標準搭載でメモリ増設なしにDockerコンテナが快適に動作すると好評です。
  • DS923+から約3万円のアップで5ベイ+メモリ倍増が得られるコストパフォーマンスが支持されています。
  • 1GbE×4ポートで複数ネットワークへの接続が柔軟に行えると歓迎されています。

気になる評価

  • CPUがDS923+と同一のため、処理性能の向上を期待する場合は物足りないとの声が挙がります。
  • 10GbEが標準搭載ではなく、大容量ファイル運用には追加投資が必要との指摘があります。
  • QNAP TS-h973AX(10GbE標準、ZFS対応)と比較するとハードウェアスペックで劣るとの意見があります。

Synology DS1522+の導入事例

  • 建築設計事務所:5ベイRAID 5で大容量BIMデータの共有ストレージを運用し、DX517で将来の拡張に備えています。
  • 映像制作会社:10GbEアダプタ追加で4K素材のチーム共有NASとして活用しています。
  • 中小企業IT部門:Active Backup for Businessで20台のPCバックアップを一元管理しています。
  • 写真スタジオ:DS1522++DX517で10ベイ構成のRAW画像アーカイブを構築しています。

まとめ

Synology DS1522+は、Synologyが提供する中小企業向けの5ベイNASです。DX517×2による最大15ベイ拡張・8GB ECC標準搭載・1GbE×4ポート・eSATA対応を特徴とし、ディスクレス約11万〜13万円で販売されています。

4ベイからのステップアップと将来の大規模拡張を見据える中小企業にとって、コストとスケーラビリティのバランスに優れたNASです。

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