OWC ストレージとは?特徴・評判・料金・レビューを解説

OWCストレージシリーズは、Other World Computing, Inc.(米国)が提供するMac向け外付けストレージ製品群です。

映像編集用の高速RAIDストレージ・ポータブルSSDによる現場持ち出し・大容量データのアーカイブなどに活用でき、Macユーザーの生産性の高いストレージ環境の構築に繋がります。

Thunderbolt対応の老舗メーカーとして、Mac向け外付けストレージ市場において確固たる地位を築いています。

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目次

OWCストレージシリーズとは

製品名 OWC ストレージシリーズ(ThunderBay / Envoy / Express / Mercury 等)
メーカー Other World Computing, Inc.(米国・イリノイ州)
カテゴリ ハードウェア / 外付けストレージ
主要シリーズ ThunderBay(RAID DAS)/ Envoy(ポータブルSSD)/ Express(M.2エンクロージャ)
対応OS macOS / Windows
価格帯 約1万〜30万円(2026年4月現在)
公式サイト owc.com

OWCは、Mac向け外付けストレージ・メモリ・アクセサリの老舗メーカーです。Thunderbolt接続のRAID DAS「ThunderBay」シリーズが代表製品で、映像制作やポストプロダクションの現場で広く採用されています。

NAS(ネットワーク接続ストレージ)ではなくDAS(直結ストレージ)が中心のラインナップです。Synology/QNAPのようなネットワーク共有機能は持ちませんが、Thunderbolt直結による低レイテンシの高速アクセスが強みです(2026年4月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

OWCストレージは買い切り型のハードウェア製品です(2026年4月現在)。

シリーズ 価格帯 接続方式 用途
Envoy Pro FX 約3万〜8万円 USB-C / Thunderbolt ポータブルSSD
Envoy Ultra 約8万〜15万円 Thunderbolt 5 超高速ポータブルSSD
ThunderBay 4 筐体約10万〜15万円 Thunderbolt 3/4 4ベイRAID DAS
ThunderBay Flex 8 筐体約15万〜25万円 Thunderbolt 3/4 8ベイRAID DAS+PCIe拡張

CalDigit TS4(Thunderboltドック、約4万〜5万円)はドック機能中心ですが、OWC ThunderBayは大容量ストレージに特化しています。用途に応じて使い分けが必要です。

動作環境・システム要件

項目 Envoy Pro FX ThunderBay 4
接続 USB-C 3.2 / Thunderbolt 3 Thunderbolt 3/4
最大転送速度 約2,800MB/s 約1,527MB/s(RAID 5)
RAID対応 なし RAID 0/1/4/5/10 / JBOD
対応OS macOS / Windows / iPadOS macOS / Windows
電源 バスパワー ACアダプタ

実務上のポイントとして、ThunderBayシリーズはハードウェアRAIDコントローラ搭載モデルとソフトウェアRAID対応モデルがあります。ハードウェアRAID搭載モデルはCPU負荷なしでRAID 5を構成でき、映像編集中のパフォーマンスが安定します。

OWCストレージの4つの特徴

1. Thunderbolt直結による低レイテンシアクセス

OWCストレージはThunderbolt 3/4/5接続のDAS(直結ストレージ)です。NASのようなネットワーク経由のオーバーヘッドがなく、ローカルSSDに近い応答速度でファイルにアクセスできます。DaVinci ResolveやPremiere Proでの4K/8K映像編集時に、フレーム落ちのない安定した再生が可能です。

2. Mac環境への最適化

OWCはMac向けストレージの老舗として、macOS環境との互換性を徹底検証しています。APFSやHFS+でのフォーマット、Time Machine対応、macOSのディスクユーティリティからのRAID管理など、Mac標準機能とのシームレスな連携が特徴です。

3. ThunderBay Flex 8のPCIe拡張スロット

ThunderBay Flex 8は8ベイRAID DASにPCIe拡張スロットを搭載した独自の製品です。10GbEカードやM.2 NVMeカードを追加でき、DASとしてだけでなく拡張ハブとしても機能します。Mac Proの限られたPCIeスロットを補完する用途にも適しています。

4. Envoyシリーズのポータブル高速SSD

Envoy Pro FXはUSB-C/Thunderbolt両対応のポータブルSSDで、最大2,800MB/sの転送速度を発揮します。2024年登場のEnvoy UltraはThunderbolt 5対応で6,000MB/s超の速度を実現しており、現場での映像データ受け渡しに最適な携帯性と速度を両立しています。

OWCストレージを編集部が使ってみました

OWCストレージは、編集部がMac環境での映像編集用ストレージとして検証した製品群です。ThunderBay 4のThunderbolt 3接続では、RAID 5構成で4K ProRes素材のリアルタイム再生が安定して行えました。

コスト面ではThunderBay 4(筐体約10万〜15万円+HDD)で、NAS(Synology DS923++10GbEアダプタ+10GbEスイッチ)と比較して初期投資が少なく、1対1の直結環境ではコストパフォーマンスが良好です。

制約として、DASのためネットワーク共有機能がなく、複数人での同時アクセスには対応していません。チーム共有が必要な場合はSynologyやQNAPのNASが適しています。また、Windows環境では一部機能に制約がある場合があります。

Mac環境で1対1の高速ストレージを求める映像クリエイターにおすすめです。

OWCストレージの口コミ

良い評価

  • Thunderbolt直結の低レイテンシで映像編集が快適だと高く評価されています。
  • macOSとの互換性が完璧で、セットアップにトラブルがないと好評です。
  • Envoy Pro FXのポータブル性能が現場での素材受け渡しに重宝されています。
  • ThunderBay Flex 8のPCIe拡張が、Mac環境の柔軟性向上に役立つと歓迎されています。

気になる評価

  • DASのためネットワーク共有ができず、チーム運用には不向きとの指摘があります。
  • 日本国内での販売価格が米国より割高になるケースがあるとの声が挙がります。
  • Windows環境での動作保証が限定的で、Mac以外では選びにくいとの意見があります。

OWCストレージの導入事例

  • 映像制作会社:ThunderBay Flex 8をMac Proに直結し、8K素材のリアルタイム編集環境を構築しています。
  • フリーランス映像クリエイター:ThunderBay 4でMacBook Proの外付けRAIDストレージとして運用しています。
  • 写真スタジオ:Envoy Pro FXで撮影現場とスタジオ間のデータ持ち運びに活用しています。
  • 音楽プロデューサー:ThunderBay 4でLogic Proのサンプルライブラリ保管に利用しています。

まとめ

OWCストレージシリーズは、OWCが提供するMac向け外付けストレージ製品群です。Thunderbolt直結の低レイテンシ・Mac環境への最適化・ThunderBay Flex 8のPCIe拡張・Envoyのポータブル高速SSDを特徴とし、約1万〜30万円で展開されています。

Mac環境での映像編集やクリエイティブ作業に、Thunderbolt直結の高速ストレージとして信頼性の高い選択肢です。

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