Fujitsu CELSIUSとは?特徴・評判・料金・レビューを解説
FUJITSU Workstation CELSIUSは、富士通が展開するプロフェッショナル向けワークステーションブランドです。
CAD/CAE設計用ワークステーションの導入・BIMモデリング環境の構築・解析シミュレーション用マシンのセットアップなどに活用でき、国内メーカーならではのサポート体制による安定した業務環境の実現に繋がります。
富士通の品質管理と国内サポート体制により、官公庁・製造業のCAD/CAE用途で確固たる地位を築いています。
FUJITSU Workstation CELSIUSとは
| 製品名 | FUJITSU Workstation CELSIUS |
|---|---|
| メーカー | 富士通株式会社(日本・東京都港区) |
| カテゴリ | ハードウェア / プロフェッショナルワークステーション |
| 主な製品 | CELSIUSデスクトップ・CELSIUSモバイル |
| 対応OS | Windows / Linux |
| 価格帯 | 30万〜200万円(2026年4月現在) |
| 公式サイト | fujitsu.com/jp/products/computing/workstations/celsius |
CELSIUSは、富士通が展開するプロフェッショナル向けワークステーションブランドです。CAD・CAE・解析・BIMなど高負荷な設計業務に対応するデスクトップ型とモバイル型の両ラインナップを展開しています。国産メーカーとして官公庁や大手製造業への納入実績が豊富です。
ISV認証を取得したモデルも展開されており、Autodesk・Dassault Systèmes等の主要CADソフトウェアでの動作が保証されています(2026年4月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
CELSIUSはワークステーションの販売であり、買い切り型です。法人向け保守契約やリースにも対応しています(2026年4月現在)。
| モデル | 価格帯 | 主な用途 |
|---|---|---|
| CELSIUSエントリー | 30万〜50万円 | 2D CAD・軽量3D CAD |
| CELSIUSミドル | 50万〜100万円 | 3D CAD・BIM・CG制作 |
| CELSIUSハイエンド | 100万〜200万円 | CAE解析・大規模BIM・VFX |
| CELSIUSモバイル | 30万〜80万円 | モバイルCAD/BIM |
Dell Precision(25万〜300万円)やHP Z Workstation(20万〜400万円)と同等の価格帯です。国内メーカーとしてNEC Express5800(20万〜500万円)と並ぶ存在であり、日本語サポートと国内保守体制の手厚さが差別化ポイントです。
動作環境・システム要件
| 項目 | エントリー構成 | ハイエンド構成 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro / Linux |
| CPU | Intel Core i7 / Xeon W | Intel Xeon W-3400 / W-2400 |
| メモリ | 16GB〜32GB(ECC対応) | 64GB〜512GB(ECC) |
| GPU | NVIDIA RTX A2000 | NVIDIA RTX A6000 / RTX 4090 |
| ストレージ | 512GB NVMe SSD | 2TB NVMe SSD RAID+大容量HDD |
実務上のポイントとして、CELSIUSはECCメモリが標準対応されているモデルが多く、CAE解析やBIMの大規模プロジェクトなど、データの信頼性が求められる業務に適しています。国内BTO(raytrek・DAIV等)ではECC対応が限定的なため、この点はワークステーション専用機の大きなメリットです。
FUJITSU Workstation CELSIUSの4つの特徴
1. 国内メーカーの手厚いサポート体制
富士通の国内サポート体制により、導入前のコンサルティングから納品後の保守・修理まで日本語で一貫したサポートが受けられます。オンサイト修理(訪問修理)や翌営業日対応の保守契約が提供されており、Dell Precision(国内サポートあり)やHP Z Workstation(国内サポートあり)と同等のサービスレベルです。BOXX Technologies(米国メーカー・国内サポート限定的)と比較して、国内運用の安心感は圧倒的です。
2. ISV認証による動作保証
主要なCAD/CAE/CGソフトウェアのISV認証を取得しており、ソフトウェアの動作が保証されています。国内BTOメーカー(raytrek・DAIV・サイコム等)ではISV認証の取得が難しいため、ソフトウェアメーカーのサポート要件としてISV認証が求められる場合にCELSIUSが選択肢となります。
3. ECCメモリ標準対応の信頼性
CELSIUSの多くのモデルでECCメモリが標準またはオプション対応されており、メモリエラーによるデータ破損リスクを低減します。CAE解析で長時間のシミュレーションを実行する場合や、BIMの大規模プロジェクトデータを扱う場合に、データの信頼性を確保できます。
4. 官公庁・大手製造業への豊富な納入実績
富士通は官公庁や大手製造業への納入実績が豊富であり、調達手続き・セキュリティ要件・導入後の資産管理など、法人導入に必要な対応力を持っています。NEC Express5800と並んで、国内法人市場で長年の信頼を築いているブランドです。
FUJITSU Workstation CELSIUSを編集部が使ってみました
CELSIUSは、編集部がPERSCの法人向けワークステーション導入を検討する際に評価した製品です。富士通の国内サポート体制は、特にオンサイト修理対応が充実しており、業務停止リスクを最小限に抑えたい法人ユーザーに適しています。
コスト面では30万〜200万円と、国内BTOメーカー(10万〜60万円)と比較して高額ですが、ISV認証・ECCメモリ・法人サポート体制を含めたトータルコストで評価すべき製品です。Dell PrecisionやHP Z Workstationと同等の価格帯で、国内サポートの手厚さがプラスαの価値です。
制約として、コンシューマー向けBTOメーカーと比較するとカスタマイズの柔軟性はやや限定的であり、構成がプリセットされたモデルからの選択が中心です。また、最新GPUの搭載タイミングがBTOメーカーと比較して遅れる場合があります。
ISV認証と国内サポート体制を重視する官公庁・製造業・大手設計事務所にとって、安心して選べる国産ワークステーションです。
FUJITSU Workstation CELSIUSの口コミ
良い評価
- 富士通の国内サポートが手厚く、オンサイト修理対応で業務停止を最小限に抑えられると評価されています。
- ISV認証により、CADソフトウェアのサポートを受ける際に動作環境の問題を指摘されないと支持されています。
- ECCメモリ標準対応が、長時間のCAE解析でもデータの信頼性を確保できると歓迎されています。
- 官公庁の調達手続きに慣れた富士通の法人営業体制が、導入をスムーズに進められると重宝されています。
気になる評価
- 国内BTOメーカーと比較して価格が高く、コストパフォーマンスではやや劣るとの指摘があります。
- 最新GPUの搭載モデルが登場するタイミングが、BTOメーカーと比較して遅いとの声が挙がります。
- カスタマイズの柔軟性がBTOメーカーほどではなく、プリセット構成からの選択が中心であるとの意見があります。
FUJITSU Workstation CELSIUSの導入事例
- 自動車メーカーのCAE環境:衝突シミュレーションや流体解析用のハイエンドワークステーションとして複数台導入されています。
- 官公庁の設計部門:土木・建築設計用のCADワークステーションとして、調達入札を通じて導入されています。
- ゼネコンのBIM環境:Revit/Navisworksの大規模BIMプロジェクト用に、ECCメモリ搭載モデルが採用されています。
- 研究機関の解析環境:構造解析や熱解析のシミュレーション環境として、大容量メモリ構成のモデルが利用されています。
まとめ
FUJITSU Workstation CELSIUSは、富士通が展開するプロフェッショナル向けワークステーションブランドです。国内メーカーの手厚いサポート体制・ISV認証による動作保証・ECCメモリ標準対応・官公庁や大手製造業への豊富な納入実績を特徴とし、30万〜200万円の価格帯で提供されています。
ISV認証と国内サポート体制を重視する法人ユーザーにとって、安心して選べる国産ワークステーションブランドです。



