EIZO ColorEdge CG319Xとは?特徴・評判・料金・レビューを解説
EIZO ColorEdge CG319Xは、EIZO株式会社が提供する31.1インチDCI-4Kのリファレンスカラーマネジメントモニターです。
映像マスタリングのリファレンス表示・映画制作のカラーグレーディング・放送局の色管理などに活用でき、DCI-4K解像度とHDR対応による映像制作の最高品質な色環境の構築に繋がります。
DCI-4K(4096×2160)解像度と内蔵キャリブレーションセンサーを備えた映像制作リファレンスモニターとして、映画・放送業界で確固たる地位を築いています。
EIZO ColorEdge CG319Xとは
| 製品名 | EIZO ColorEdge CG319X |
|---|---|
| メーカー | EIZO株式会社(日本) |
| カテゴリ | ハードウェア / カラーマネジメントモニター |
| 画面サイズ | 31.1インチ |
| 解像度 | DCI-4K(4096×2160) |
| 色域 | 98% DCI-P3 / 99% Adobe RGB |
| HDR | HLG / PQ対応 |
| 内蔵キャリブレータ | 搭載 |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 価格帯 | 約75万〜85万円(2026年4月現在) |
| 公式サイト | eizo.co.jp |
EIZO ColorEdge CG319Xは、2018年に発売された映像制作向けのリファレンスモニターです。DCI-4K(4096×2160)はUHD 4K(3840×2160)と比較して水平方向に256ピクセル多く、映画業界標準のDCIフォーマットをピクセル等倍で表示できます。
HDRガンマ(PQ/HLG)に対応しており、SDRとHDR両方のマスタリング環境をカバーします。内蔵キャリブレーションセンサーとColorNavigator 7による自動キャリブレーション運用が可能です(2026年4月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
EIZO ColorEdge CG319Xは買い切り型のモニターです(2026年4月現在)。
| 製品 | 価格帯 | サイズ/解像度 | 用途 |
|---|---|---|---|
| ColorEdge CG2700X | 約40万〜45万円 | 27インチ/4K UHD | 写真・デザイン・映像 |
| ColorEdge CG319X | 約75万〜85万円 | 31.1インチ/DCI-4K | 映像マスタリング・映画制作 |
| Apple Pro Display XDR | 約60万円〜 | 32インチ/6K | Apple環境の映像・デザイン |
CG319XはApple Pro Display XDR(約60万円〜・6K)と比較して高額ですが、DCI-4Kネイティブ解像度・内蔵キャリブレーションセンサー・ColorNavigatorによるプロ向けカラー管理で差別化されます。映画制作のDCIフォーマット対応ではCG319Xが唯一の選択肢に近い位置付けです。
動作環境・システム要件
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| 接続端子 | HDMI 2.0 / DisplayPort 1.4 | DisplayPort 1.4(DCI-4K 60Hz出力) |
| GPU | DCI-4K 60Hz出力対応GPU | RTX 5000 Ada / RTX PRO 6000 Blackwell |
| HDR出力 | HDR10 / PQ/HLG対応GPU・OS | DaVinci Resolve等のHDR対応ソフト |
| ソフトウェア | ColorNavigator 7 | ColorNavigator 7 + DaVinci Resolve |
実務上のポイントとして、DCI-4K(4096×2160)の出力にはDisplayPort 1.4対応が必要です。映像マスタリング環境ではDaVinci Resolve Studio + プロ向けGPU(RTX 5000 Ada等)との組み合わせが推奨されます。CG319XはSDIインターフェースには対応していないため、SDI入力が必要な場合は別途コンバーターが必要です。
EIZO ColorEdge CG319Xの4つの特徴
1. DCI-4Kネイティブ解像度
DCI-4K(4096×2160)はシネマ業界標準の解像度であり、映画制作のDCIフォーマットをピクセル等倍で表示できます。UHD 4K(3840×2160)モニターではDCIコンテンツの表示に黒帯やスケーリングが必要ですが、CG319XはネイティブDCI-4Kのため正確なピクセルマッピングが可能です。
2. HDRガンマ(PQ/HLG)対応
PQ(Perceptual Quantizer)とHLG(Hybrid Log-Gamma)の両方のHDRガンマに対応しており、映画用HDR(PQ)と放送用HDR(HLG)の両方のマスタリングをカバーします。BenQ SW321C(HDR限定的)やDell UltraSharp(HDR基本対応)と比較して、映像制作に特化したHDR機能が充実しています。
3. 内蔵キャリブレーションセンサーと自動運用
内蔵キャリブレーションセンサーとColorNavigator 7の連携により、スケジュール設定で自動キャリブレーションを実行できます。映像マスタリング環境では色精度の維持が最重要であり、メンテナンスフリーの自動運用は制作スケジュールへの影響を最小化します。
4. 31.1インチの大画面リファレンス
31.1インチの大画面は映像のディテール確認やカラーグレーディングの精密な作業に適しています。27インチのCG2700Xと比較して画面面積が約30%大きく、タイムラインの表示領域とプレビュー領域の両方を余裕を持って表示できます。
EIZO ColorEdge CG319Xを編集部が使ってみました
EIZO ColorEdge CG319Xは、編集部がPERSCの映像リファレンス環境として注目している製品です。DCI-4Kネイティブ解像度は映画制作フォーマットの正確な表示に不可欠であり、HDR(PQ/HLG)対応で次世代映像コンテンツの制作にも対応します。
コスト面では約75万〜85万円と高額ですが、映像マスタリングのリファレンスモニターとしては業界で最も信頼されている製品の一つです。Apple Pro Display XDR(約60万円〜)と比較して高額ですが、内蔵キャリブレーションセンサーとColorNavigator運用の利便性で差別化されます。
制約として、2018年発売のためUSB-C PD非対応であり、最新のThunderbolt 4ワークフローに対応していません。また、解像度がDCI-4K(4096×2160)でApple Pro Display XDR(6K)やASUS PA32KCX(8K)と比較すると低く、超高解像度が必要な用途には不向きです。
映画制作・放送マスタリングでDCI-4Kリファレンス環境を求めるプロフェッショナルにとって、業界標準の選択肢です。
EIZO ColorEdge CG319Xの口コミ
良い評価
- DCI-4Kネイティブ解像度が映画制作のワークフローに完全に適合し、スケーリング不要で正確な表示ができると高く評価されています。
- PQ/HLG両対応のHDR機能が、映画と放送の両方のマスタリングをカバーすると支持されています。
- 内蔵キャリブレーションセンサーの自動運用で、色管理の手間がゼロになったと歓迎されています。
- 国内製造と5年保証の信頼性が、業務用リファレンスモニターとして安心感を与えているとの報告があります。
気になる評価
- 約75万〜85万円の価格は非常に高額で、個人導入には困難との指摘があります。
- 2018年発売のためUSB-C PD非対応で、最新接続環境に対応していないとの声が挙がります。
- 解像度がDCI-4Kで、6K(Apple Pro Display XDR)や8K(ASUS PA32KCX)と比較すると低いとの意見があります。
EIZO ColorEdge CG319Xの導入事例
- 映画ポストプロダクション:DCI-4Kマスタリングのリファレンスモニターとして、カラーグレーディング室に設置しています。
- テレビ放送局のカラー管理:HLG対応HDRコンテンツの制作・確認用に導入しています。
- CM制作プロダクション:DaVinci Resolveのカラーグレーディング環境のリファレンスとして使用しています。
- 映像制作教育機関:映像制作の色管理教育用に、プロ同等のリファレンス環境として導入しています。
まとめ
EIZO ColorEdge CG319Xは、EIZO株式会社が提供する31.1インチDCI-4Kのリファレンスモニターです。DCI-4Kネイティブ解像度・HDRガンマ対応・内蔵キャリブレーションセンサー・31.1インチの大画面を特徴とし、約75万〜85万円の価格帯で提供されています。
映画制作・放送マスタリングでDCI-4Kリファレンス環境を求めるプロフェッショナルにとって、業界標準の選択肢です。



