ASUSTOR Lockerstorとは?特徴・評判・料金・レビューを解説

ASUSTOR Lockerstorシリーズは、ASUSTOR(台湾、ASUSグループ)が提供するハイエンドNAS(ネットワーク接続ストレージ)のラインナップです。

大容量ファイルの高速共有・仮想化環境の構築・メディアサーバー運用などに活用でき、クリエイターや中小企業の高性能なストレージインフラの構築に繋がります。

AMD Ryzen Embedded搭載や2.5GbE/10GbE標準対応により、ハイエンドNASのユーザーにとって重要な選択肢であり続けています。

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目次

ASUSTOR Lockerstorシリーズとは

製品名 ASUSTOR Lockerstor シリーズ(AS66xxT / AS67xxT / AS68xxT / Gen2・Gen3)
メーカー ASUSTOR(台湾、ASUSグループ)
カテゴリ ハードウェア / NAS
主要モデル Lockerstor 4 Gen3 / Lockerstor 6 Gen3 / Lockerstor 10 Gen3
OS ADM(ASUSTOR Data Master)
価格帯 2ベイ約6万円〜、4ベイ約10万円、6ベイ以上15万〜30万円超(2026年4月現在)
公式サイト asustor.com

ASUSTOR Lockerstorは、ASUSTORのハイエンドNASシリーズです。現行の主力はGen2/Gen3世代で、AMD Ryzen Embeddedプロセッサを搭載しています。2.5GbE/10GbEの標準搭載とM.2 NVMeキャッシュスロットにより、高速なファイル転送を実現しています。

QNAP TS/TVSシリーズやSynology DS923+/DS1522+と直接競合する価格帯です。同価格帯のSynologyモデルと比較して、ネットワークインターフェースの標準構成で優位に立っています(2026年4月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

Lockerstorは買い切り型のハードウェア製品です。ディスクレス販売が基本です(2026年4月現在)。

モデル 価格帯 ベイ数 ネットワーク
Lockerstor 2 Gen3 約6万〜8万円 2ベイ 2.5GbE×2
Lockerstor 4 Gen3 約10万〜13万円 4ベイ 2.5GbE×2 + 10GbE×1
Lockerstor 6 Gen3 約15万〜20万円 6ベイ 2.5GbE×2 + 10GbE×1
Lockerstor 10 Gen3 約25万〜30万円 10ベイ 10GbE×2

Synology DS923+(ディスクレス約8万〜10万円、10GbEは別売りアダプタ約3万円)と比較すると、Lockerstor 4 Gen3は10GbE標準搭載で追加投資が不要です。トータルコストでは同等か割安になるケースが多いです。

動作環境・システム要件

項目 Lockerstor 4 Gen3 Lockerstor 10 Gen3
CPU AMD Ryzen Embedded V1500B AMD Ryzen Embedded V3C14
メモリ 8GB DDR5(最大32GB) 16GB DDR5(最大64GB)
M.2スロット NVMe×2 NVMe×2
PCIe拡張 PCIe Gen3×1 PCIe Gen4×1
HDMI HDMI 2.1×1 HDMI 2.1×1

実務上のポイントとして、M.2 NVMeスロットをSSDキャッシュとして設定することで、HDDのランダムアクセス性能を大幅に改善できます。10GbE環境ではシーケンシャルリードで1,000MB/s以上の転送速度が期待できます。

ASUSTOR Lockerstorの4つの特徴

1. 10GbE標準搭載による高速ファイル転送

Lockerstor 4 Gen3以上のモデルは10GbEポートを標準搭載しています。Synology DS923+やQNAP TS-464では別売りのネットワークカード(約3万円)が必要な10GbE接続を、追加投資なしで利用できます。4K/8K映像素材の編集ワークフローにおいて、実用的な転送速度を確保できます。

2. AMD Ryzen Embeddedの高い処理性能

Gen3世代ではAMD Ryzen Embeddedプロセッサを搭載しており、Dockerコンテナ・仮想マシン・トランスコーディングの処理性能が高いです。QNAP TVS-h874(Intel Core搭載)には劣りますが、同価格帯のSynology DS923+(AMD Ryzen R1600)と比較して世代が新しく、電力効率と性能のバランスに優れます。

3. M.2 NVMeキャッシュによるアクセス高速化

全モデルにM.2 NVMeスロット×2を搭載しており、SSDキャッシュまたはストレージプールとして利用できます。HDD主体の構成でもランダムアクセスの応答時間を大幅に短縮でき、多数のユーザーが同時アクセスする環境での体感速度が向上します。

4. HDMI 2.1出力によるダイレクト表示

HDMI 2.1出力を搭載しており、NAS本体にモニターを直結して4K映像の再生やファイル操作が可能です。Kodiなどのメディアプレイヤーをインストールすることで、NASをメディアハブとして活用できます。SynologyのNASにはHDMI出力非搭載のモデルが多く、ASUSTORの差別化ポイントです。

ASUSTOR Lockerstorを編集部が使ってみました

ASUSTOR Lockerstorは、編集部がクリエイター向けのハイエンドNASとして検証した製品です。Lockerstor 4 Gen3の10GbE接続では、50GBの映像プロジェクトフォルダのコピーが約50秒で完了し、実用的なワークフローを確認できました。

コスト面ではSynology DS923++10GbEアダプタ(合計約11万〜13万円)に対して、Lockerstor 4 Gen3(約10万〜13万円)は10GbE込みで同等以下です。ネットワーク構成をシンプルに保てる点でも優位です。

制約として、ADMの管理UIはSynology DSMほど洗練されておらず、日本語対応の細部に不完全な箇所があります。また日本国内の代理店サポートや日本語コミュニティの規模ではSynologyに及びません。

10GbE標準搭載と高いコストパフォーマンスを重視する映像クリエイターやIT管理者におすすめです。

ASUSTOR Lockerstorの口コミ

良い評価

  • 10GbE標準搭載でSynologyの同価格帯モデルより高速なネットワーク環境が得られると高く評価されています。
  • Synology DS920+からLockerstor Gen2に乗り換えた結果、大容量ファイルの転送速度が改善したとの声があります。
  • M.2 NVMeキャッシュの効果が大きく、複数ユーザーの同時アクセスでも快適だと好評です。
  • HDMI出力でNASをメディアプレイヤーとして使えるのが便利だと歓迎されています。

気になる評価

  • ADMのUIがSynology DSMと比較して操作性に劣るとの指摘があります。
  • 日本語サポートや代理店対応がSynologyやBUFFALOより薄いとの声が挙がります。
  • App Centralのアプリ数がSynology Package Centerと比較して少ないとの意見があります。

ASUSTOR Lockerstorの導入事例

  • 映像制作会社:Lockerstor 10 Gen3の10GbE×2をLink Aggregationで運用し、チーム共有ストレージとして活用しています。
  • 建築CGスタジオ:Lockerstor 6 Gen3でレンダリング素材の高速読み書き環境を構築しています。
  • 個人YouTuber:Lockerstor 4 Gen2で4K編集素材のNAS共有と自動バックアップを運用しています。
  • 中小IT企業:Lockerstor Gen3上でDockerコンテナを稼働させ、ファイルサーバーと開発環境を集約しています。

まとめ

ASUSTOR Lockerstorシリーズは、ASUSグループが提供するハイエンドNASです。10GbE標準搭載・AMD Ryzen Embedded搭載・M.2 NVMeキャッシュ・HDMI 2.1出力を特徴とし、2ベイ約6万円〜10ベイ約30万円で展開されています。

10GbEのネットワーク速度と高い処理性能を求めるクリエイター・映像制作者にとって、コストパフォーマンスに優れたハイエンドNASです。

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