Blenderの資格はある?公式の資格の今と、Blenderで学んだ人に合うCGの検定3つ【2026年版】

Blender に、開発元が出す公式の資格は今はありません。この記事では、Blender の公式の資格の始まりと終わりを公式の発表で確かめ、Blender で学んだ力を示せる CG の検定3つを、主催の公式サイトの値で比べます。
更新日 2026年10月26日/Blender Foundation の発表と、CG-ARTS の検定の値は、2026年10月26日に公式サイトで確かめました
Blenderに公式の資格はある?
Blender の開発元の Blender Foundation が出す公式の資格や認定は、2026年10月の時点でありません。以前は講師向けの認定がありましたが、2021年に止まっています。
講師向けの認定(BFCT)は2021年に止まった

2007年に Blender Foundation が始めたのが、講師向けの認定「Blender Foundation Certified Trainer(BFCT)」です。使う人(アーティスト)の資格ではなく、Blender を教える講師の認定です。
2019年に、Blender Foundation の代表が、BFCT をやめる提案を公式のメーリングリストに出しました。その時点で、有効な認定は12件だけだったと書かれています。
2020年12月の blender.org の発表では、2021年3月31日に Blender Network を終え、すでに止まっていた BFCT も終えると知らされました。理由として、教育のカリキュラムを作って保ち、確かめる仕事を、Blender Foundation が受け持てないことが挙げられています。
今、blender.org の資格のページを開くと、BFCT をやめる提案のメールへ転送されます。
今の Blender Network は名簿

Blender Network は、2025年に、Blender の仕事を請ける個人・学校・会社の公開の名簿として再開しました。招待制の名簿で、資格や認定の仕組みではありません。
「Blender認定」の講座やテストは何か
「Blender の認定」「Blender の資格」とうたう講座やテストは、各社や個人が出すもので、Blender Foundation の認定ではありません。
海外には、個人が運営する無料のオンラインのテスト「Blender® Skills Certification」があります。このサイトも、ページの中で、Blender Foundation の公式の認定ではないと書いています。
日本で、主催が公式サイトで案内している「Blender だけ」の民間の検定は、PERSC が検索した範囲では見つかりませんでした。
Blenderで学んだ力を示せる検定3つ
Blender だけの資格が無くても、ソフトを問わない CG の検定で、学んだ知識や制作の力を示せます。主催は、どれも公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)です。
| 検定 | 何を確かめるか | Blender との関係 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| CGクリエイター検定 | 2次元・3次元の CG と映像の制作の知識 | マークシートの知識の試験。ソフトを使わないので、Blender で学んだ人も同じ条件で受験できる | ベーシック 6,050円(税込)・エキスパート 7,150円(税込) |
| CGエンジニア検定 | CG のソフトやシステムを開発する知識 | 知識の試験。CG のプログラムやツールを作る人向け | ベーシック 6,050円・エキスパート 7,150円 |
| アニメーション実技試験 | 課題を読み取って CG アニメーションを作る力(学生向け) | 使うソフトに Blender が入っている(Maya・3ds Max・Blender) | 7,700円 |
CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、デザインや2次元 CG の基礎から、3次元 CG のモデリング・マテリアル・アニメーション・ライティング・レンダリングまでの知識を測る検定です。レベルはベーシックとエキスパートの2つで、どちらも100点満点中70点を合格の基準にしています。
合格率は、ベーシックが 58.58%(2026年度前期)、エキスパートが 15.67%(2026年度前期)でした。検定は前期(7月)と後期(11月)の年2回で、受験資格はありません。
試験の中身・教本・合格率の推移は、CGクリエイター検定|ベーシックとエキスパートの違い・難易度と合格率・日程と受験料【2026年版】で解説しています。
CGエンジニア検定
CGエンジニア検定は、アニメーション・映像・ゲーム・VR などのソフトの開発や、システムの開発の知識を測る検定です。想定する職種は、CG プログラマー・テクニカルディレクター・CAD エンジニアなどです。
2026年度前期の合格率は、ベーシックが 76.26%、エキスパートが 29.37% でした。
アニメーション実技試験
アニメーション実技試験は、学生向けの実技の試験です。課題の指示を読み取り、15秒ほどの CG アニメーションを作って出し、CG の制作会社が審査します。
使うソフトは Maya・3ds Max・Blender で、課題のファイルも Blender の形で配られる予定です。結果は合否ではなく、スコア・全国の順位・アドバイスで返されます。
対象は、高校・専門学校・大学・大学院に在籍中の人と、業界の就職を目指してスクールなどに通う人です。定員は500名で、先着順です。
資格の代わりに、作品で力を示す
検定のうち、CGクリエイター検定と CGエンジニア検定は知識の試験で、Blender の操作の力は測りません。Blender で作れることを示すには、作った作品を見せるのが直接の方法です。
建築パースや 3DCG の仕事を目指すなら、CGクリエイター検定で知識を確かめつつ、作品をまとめておく形になります。学生なら、Blender で受験できるアニメーション実技試験も候補です。
CAD やほかのソフトの資格は、CADの資格11選|種類・難易度・受験料と、建築の仕事での選び方【2026年版】で解説しています。
よくある質問
QBlender の公式の資格は、また始まりますか?
2026年10月26日の時点で、Blender Foundation から、資格や認定を新しく始める発表はありません。2020年の発表では、教育のカリキュラムを見る仕事を受け持てないことを、やめる理由に挙げています。
Qスクールの「Blender 修了証」は資格になりますか?
スクールの修了証は、各社が出すもので、Blender Foundation の認定ではありません。学んだ中身と作品を、あわせて見せる形になります。
QBlender だけで勉強して、CGクリエイター検定に合格できますか?
CGクリエイター検定はソフトを問わない知識の試験で、Blender で学んだ人も同じ条件です。出題は CG-ARTS の公式のテキストに沿うので、公式のテキストと過去の問題で、Blender の操作では触れにくい知識を足しておきます。